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【滝沢カレンの日本語を解読!】今日の滝沢カレン1 - 6月11日

「今日の滝沢カレン」第一弾。

早速、滝沢カレンのInstagramに投稿があったので、彼女の天才的文章を読み解いていく。

 

なにこの記事。と思ったそこのあなた。このシリーズについてはこちら↓

www.marukoro7.com

 

ちなみに筆者は本日放送されていたらしい「アメトーーク」は見ていない。

 

では読み解いていこう。

 

6月11日 Instagram

 

みなさん、こんにちは🌞 嫌いな人を聞いたことがない日曜日がやってきました😍🙌🏻 嬉しくてたまらなくウロウロしてる所を失礼します🙇🏼💧 本日はお二つお話があります😌🌟 6/11(日)テレビ朝日さんにて「アメトーーク!」そしてTBSさんにて「ペコジャニ」に出場します😍💋 明日への気持ち整理にひっちゃかめすような形になる時間になって申し訳ありませんが、 土日の楽しさを全部持っていかれるような内容がそこにはありますので、是非見てください🌟💫🎶 本日はとある場所にいることで、 少し控えめな小説のような感じになってしまっていますが、気にせず、また来ます☺️🍬💕 お元気で🙋🏼 #日曜日の柔らかな存在にムチを打つように #明日からの一週間を受け入れよう #毎日楽しかったら日曜日の嬉しさがないように #毎日頑張っているから日曜日の存在は大きいのだ #私に曜日は関係ないが誰しも好きな曜日があるのは #頑張る曜日がほかにたくさんあるからなのだ

滝沢カレン/karen takizawaさん(@takizawakarenofficial)がシェアした投稿 -

相変わらずなかなかの長文。1文1文分析していく。

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みなさん、こんにちは🌞

いたって普通の挨拶。投稿時間も10時半なのでこんにちはで間違いない。そして6月11日は晴れていたことから、🌞の絵文字も違和感はない。

Instagramでわざわざ挨拶をするのは滝沢カレンの優しさだろう。

 

嫌いな人を聞いたことがない日曜日がやってきました😍🙌

「嫌いな人を聞いたことがない」で「日曜日」を修飾している。日曜日の説明をつけてくれるなんて丁寧な人だ。

文章自体に間違いはないが、少し違和感が残る。おそらく彼女は、日曜日というのは嫌いな人がいない素晴らしい曜日だ、と言いたいのだろう。つまりこういうことだ↓

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しかし、「嫌いな人を聞いたことがない」というフレーズが前から「日曜日」を修飾していることで、筆者には日曜日にいくつかの種類があって、6月11日は偶然、嫌いな人を聞いたことがない日曜日だった、と捉えてしまう。「嫌いな人を聞いたことがない日曜日」というのは「日曜日」という大きなグループの1つにすぎず、他にも色々なグループが存在するように聞こえる。分かりにくいかもしれないが、つまりこういうことだ↓

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まあこれは少し考えすぎたかもしれない。

 

嬉しくてたまらなくウロウロしてる所を失礼します🙇🏼💧

おそらく彼女には、彼女のフォロワーが日曜日を楽しく過ごしている光景が見えているのだろう。そんなみんなが楽しい日曜日の昼間に、私の写真がInstagramのタイムラインにお邪魔します、ということだと筆者は捉えた。

この文章で面白いのは「ウロウロしている」というフレーズだ。彼女にとって、嬉しくてたまらない時は「ウロウロする」ものなのかもしれない。しかし「ウロウロする」という言葉は普通はこのようないい場面では使われず、だいたいは「目的地を探してウロウロしている」や「時間が余ったのでウロウロしている」など、街を歩き回らなければならないような仕方のない場面で使われる。そんな「ウロウロする」という言葉をここで選べるのが彼女の魅力である。

また、筆者は単純に間違えたんじゃないのか、とも思う。「ウロウロしてる」が「ウキウキしてる」だったら内容的にちょうどいい。「嬉しくてたまらなくウキウキしてる所失礼します」と言いたかったのを「嬉しくてたまらなくウロウロしてる所失礼します」と言い間違えたのかもしれない。

 

本日はお二つお話があります😌🌟

フォロワーさんに2つ伝えたいことがあるのだろう。

やはり気になるのは「お二つお話」というフレーズである。正直、筆者自身がアメリカで生活している上に理系として生きてきたので、尊敬語、謙譲語や丁寧語といった上下関係によって変わる言葉の語尾のシステムいまいち理解していないのだが、この彼女のフレーズは明らかに「お」が一つ多い。尊敬語などは一つの文章で2回以上使わないイメージがある。この文章は間違っている、と言いたい所だが、そんなんでは滝沢カレン式日本語講座をやる意味がない

なので筆者はこう考える。

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ご理解いただけただろうか。尊敬語を1つの文章で2回使ったらより強い尊敬語(ちょ〜尊敬語)になるという方程式だ。2×2がより大きな数字4になるのと同じ。筆者は単語の前に「お」を使うのが尊敬語なのか謙譲語なのか丁寧語なのかは知らないが、「『お』二つ『お』話」と、「お」を2回使うことでその尊敬を深めているのが、滝沢カレン流なのかもしれない

 

6/11(日)テレビ朝日さんにて「アメトーーク!」そしてTBSさんにて「ペコジャニ」に出場します😍💋

なんだ普通の番宣か、と思いきや彼女は裏切らなかった。最後に「出場」という単語を使ってくれたのだ。「出演」だろ!とツッコミたいところではあるが、それでは甘い。筆者なりの解釈だと、彼女にとってこの2つの番組に出ることは、戦のようなもので、彼女はこの2つの番組に戦いにいったと捉えられる。そう考えると、争いのばに出向く時に使われる「出場」という単語がちょうどいい

 

明日への気持ち整理にひっちゃかめすような形になる時間になって申し訳ありませんが、
土日の楽しさを全部持っていかれるような内容がそこにはありますので、是非見てください🌟💫🎶

???????正直、筆者は1回読んだだけでは理解できなかった。おそらく、「明日への気持ち整理 」というのは、「日曜日が終わりに近づき、また明日から平日が始まることに対する心構えを作ること」で、「ひっちゃかめかすような形になる時間になる」というのは、この2つの番組が「そんな平日への心構えを台無しにしてしまうような内容である」ということだろう。その次の「土日の楽しさを全部持っていかれる内容」というのは、「どんなに充実した土日を過ごした人でも、その楽しかったことを忘れてしまうくらい濃く楽しい内容」という意味だろう。

筆者なりに訳を作ると、「日曜日が終わりに近づき、また明日から平日が始まることに対しての心構えを台無しにしてしまうような時間になってしまうかもしれませんが、どんなに充実した土日を過ごした人でも、その楽しかったことを忘れてしまうくらい濃く楽しい内容の番組になっているので、ぜひご視聴ください。」となる。なかなか複雑だ。

またこの文章には、気になるところが2箇所ある。1つは「ひっちゃかめかす」。おそらくこのような日本語は存在しない。どこかの方言なのだろうか。「ひっちゃかめっちゃか」なら聞いたことがあるが「ひっちゃかめかす」は初耳だ。おそらく彼女の中では「ひっちゃかめっちゃかにする」というのを略して「ひっちゃかめかす」になるのだろう。若者は普段から言葉を省略して言いやすくしているが、「ひっちゃかめっちゃか」をわざわざ略してまで使うのは滝沢カレンだけだろう。

もう1つは、「内容がそこにはある」という部分だ。これは普通に上手い、と筆者は思った。「土日の楽しさを全部持っていかれるような内容になっています」と言うよりも、「土日の楽しさを全部持っていかれるような内容がそこにはあります」と言った方が印象が強く、番組を見たいと思える。こうやって時々普通に上手い造りの文章になっいることもあるのが彼女の魅力の1つだろう

 

本日はとある場所にいることで、
少し控えめな小説のような感じになってしまっていますが、気にせず、また来ます☺️🍬💕

またまた難しい。筆者には「少し控えめな小説」と言うのがどのようなイメージなのかがわからない。「あまり激しくなく落ち着いた小説」という意味だろうか。だとしたらこの文章は、「本日はある場所にいることで、あまり激しくなく落ち着いた小説のような文章を添えた投稿になってしまっていますが、そんなことは気にせずに、また投稿します」と解釈できる。

そしてこの文章でもまた上手いところがある。「本日はとある場所にいることで」というフレーズだ。場所を明かしていないのはもちろん、”とある”場所と言うことで、フォロワーの気を引いている。「どこにいるんだろ〜」「なんかの撮影かな〜」などと興味を持たせることでフォロワーを楽しませている

 

お元気で🙋🏼

まあ多少の違和感はあるが、普通に使われる別れの挨拶。これが今回のInstagramの投稿の締めになっている。

 

そしてここからは文章の下に付けられたタグの解説。 これもまた結構な数がある。

 

#日曜日の柔らかな存在にムチを打つように #明日からの一週間を受け入れよう

でた!名言! これは滝沢カレンにしか思いつかない天才的文章だ。おそらく「日曜日が終わりに近づき、平日が近づいていることの辛さ」を表しているのだろう。楽しく何もかも忘れられる夢のような日曜日に、仕事と向き合わなければならない厳しい平日が近づいているというムチを振り落とし、明日からまた始まる現実への自覚を持とう。なんて深いんだ。思わず関心。

 

 

#毎日楽しかったら日曜日の嬉しさがないように #毎日頑張っているから日曜日の存在は大きいのだ #私に曜日は関係ないが誰しも好きな曜日があるのは #頑張る曜日がほかにたくさんあるからなのだ

またまた名言いただきました。これは普通に上手い、あまり考えないでも納得できる単純に上手い文章だ。

本当にその通りだと思う。最近は毎日全く頑張っていない筆者にとっては、土曜日も日曜日も平日とあまり変わらないが、大きいスケールで言えば、筆者は普段学期中は必死に勉強を頑張っているから、今こうやって夏休みの存在を実感できているのかもしれないメリハリの大切さを改めて教えてくれる文章だった

 

 

まとめ

これで「今日の滝沢カレン1」は終了だ。初回にもかかわらず、なかなか濃い内容になったと思う。

不思議な文章で始まり、上手い文章を挿み、最後は名言で締める。美しい。本当に美しい。これぞ滝沢カレン式文章構成なのだろう。言葉選びから言葉の順番、文章構成まで、本当に学ぶことが多い。滝沢カレンの思考回路を解くのはまだまだ先になりそうだ。

滝沢カレンの文章を否定せずに受け入れることで、より理解が深まる。しかしまだ、彼女の文章をそのまま理解するのは難しく、しっかり理解するには一度自分なりにわかりやすく訳す必要がある。英語学習において、一度日本語訳にしてから内容を理解しているようでは英語の本質を掴めないのと同じように、滝沢カレンの文章を訳してから理解しているようでは本質を掴めない。彼女の言葉でそのまま内容を受け取れる日が来るのだろうか。違う世界が見えるのはそれができた時かもしれない。

 

 

ではまた次回お楽しみに!

 

↓次回

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