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【学部留学】アメリカの大学に進学すべきでない10の理由

 

 

アメリカの大学に通っていると聞いて、

あなたは何を思いますか?

 

  • 学生生活充実してそう
  • 人として成長できそう
  • 英語ペラペラになりそう

などなど、良いイメージを持たれる方も多いと思いますが、

もちろんデメリットもあります。

 

このページでは、

実際に高校卒業後アメリカの大学に進学している筆者(2017年現在4年生)が

アメリカの大学に進学するデメリットをまとめていきます。  

1. お金がかかる(奨学金)

これに尽きると言ってもいいくらい、アメリカの大学に通うにはとにかくお金がかかります

もし奨学金を貰わなかったら、州立大学でも生活費込みで4年間で約2000万円、私立大学だったら倍近くお金がかかってしまいます。もちろんそれだけの価値を見いだせる環境であることは確かですが、幾ら何でも高すぎますね。

やはり気になるのは奨学金だと思いますが、返済不要の奨学金は主に2種類あるので簡単に説明して行きます。(筆者は奨学金にはそこまで詳しくないです)

日本の国や企業からでる奨学金

才能があると認められた人は日本から奨学金をもらってアメリカの大学に進学できます。

日本のいくつかの機関や企業が奨学金を出しており、かなり高額負担してくれるものも少なくないです。しかしかなり狭き門なので、相当アメリカの大学に行きたいという思いが強くないとこれらの奨学金はもらえないでしょう。

そしてこのような日本の機関からでる奨学金にはデメリットもあります。日本の機関や企業と契約するため、「アメリカの大学卒業後は日本に帰国し、日本国の力になること」などといった条件がついていることが多いです。アメリカの大学卒業後にアメリカに残って就職したいと思ったとしても、この誓約があったらアメリカに残ることは許されません。

アメリカの大学からでる奨学金

アメリカの大学への入学時、もしくは在学中に自分の才能を証明できれば、その入学先の大学もしくはその大学の学部から奨学金がもらえます。日本の機関からでる奨学金よりは簡単に貰えるので、日本人留学生はアメリカの大学から奨学金をもらっていることが多いようです。

ただ、州立大学の場合は奨学金の数が少なく、アメリカ国籍の学生しか受け取ることができない奨学金が多いので、正直かなり厳しいです。仮に奨学金を貰えたとしても、全額負担されることは稀で、一部負担の奨学金がほとんどです。

その点私立大学は学費自体は高いですが、奨学金制度がかなり充実しているので全額負担してもらえることも多いようです。

お金のまとめ

他にも卒業する時期を早めたり、コミュニティカレッジに通うことで少しは学費を減らすことはできますが、それでも1000万円はかかってしまうのでなんとも言えません。あとはローンで返済していく奨学金もありますが、大学生で2000万円の借金を抱えるのは精神的に厳しいです。

ちなみに物価はだいたい日本と同じで、地域によっては日本より高いです。大都会の大学を選ぶと生活するだけで相当なお金がかかってしまうので、大学選びにおいて場所はかなり重要です。

このようにアメリカの大学に通うには、その異常に高い学費と向き合っていかないといけません。アメリカの大学にその高額の学費に相当する価値を見いだすことができる自信のない人はアメリカの大学はやめておいた方がいいです。

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2. 入学手続きがめんどくさい(VISA等)

日本の大学に比べると明らかに入学手続きがめんどくさいです。

色々な手続きがある中で一番めんどくさい手続きはVISAです。

パスポートだけ持っていてもアメリカには90日以上は滞在できないので、アメリカの大学に進学するのなら、F-1 VISAの取得が必須になります。

このVISAを取得する手続きが非常にめんどくさいです。

入学許可証、英文の高校卒業証明書、英文の戸籍謄本、パスポートなど様々な書類を集めて、無駄に長いVISA申請書を書いて、VISA用の写真をとって、これらの全ての書類を持って平日に赤坂にあるアメリカ大使館に出向いて、面接をして、ようやくVISAがもらえます。

他にも入学までにはあらゆる手続きが必要で、たくさんの書類を用意しないといけません。手続きの詳細はこの記事にまとめてあるので詳しく知りたい方は覗いて行ってください。

この手続きを全て自分でこなせる自信のない人はアメリカの大学はやめておいた方がいいです。

3. 大学生活では遊んでいられない

正直、アメリカの大学、大変です。

平凡な高校生は、大学ではサークルに入って、毎週飲みに行って、合コンに行って、彼氏彼女作って「ウェーイ」するつもりだと思いますが、アメリカの大学に進学してしまったら、100%そんなに遊んでいる暇はありません。全く遊べないというわけではありませんが、勉強を主軸にして生活をしないと授業についていけなくなってしまいます。

確かにアメリカの大学生にも毎日のようにパーティしている人はいますが、そういう人たちの中には1年目で大学を中退してしまう人も少なからずいるので、やはりアメリカの大学に進学して遊びまくることはかなりリスクになります。

その上留学生は1学期に◯単位以上取らないとVISA取り消し、などの誓約があるので、遊んでばかりいると簡単にアメリカから追放されてしまいます

アメリカの大学に進学したら毎日勉強漬けの生活になってしまうのかというと、そういうわけではありませんが、勉強の習慣をつける必要はあります。

以下の記事に筆者の学生生活がまとめてあるので覗いて行ってください。この記事を読んで「あー無理」と感じた人にはアメリカの大学は勧められません。

www.marukoro7.com

4. 日本の大学でも十分に勉強できる

日本の大学のレベルも十分に高いということを忘れてはいけません。

勉強したいことが決まっていて、受験勉強もできるのなら、普通に日本の大学に行ったほうがいいです。日本の大学ならお金もそれほどかからないですし、英語で苦労することもないです。しっかりとやりたいことがはっきりしているのなら、受験勉強を乗り越えて母国語で日本の授業を受けるほうが圧倒的に効率がいいのは間違い無いです。

余計なことには手を出さず、日本でできることをしっかりやっていくというのもかなり賢い選択だと思います。

5. 最初の授業が簡単すぎる

受験勉強をある程度やってきた日本人にとって、アメリカの大学の1年目の数学や物理の授業はめちゃくちゃ簡単です。アメリカの大学に入学して最初の授業では「高校で散々やってきたぞこれ!なめてんのか!!」となります。

もちろん最終的には日本の大学生と同じレベル、もしくはそれ以上まで難しくなりますが、大学に入って1年目から難しい勉強したいという人にとってはうんざりな内容かもしれません。

6. 意外とアメリカ人大学生は勉強ができない

アメリカ人学生は頭の悪い人が結構いる。いくらレベルの高い大学でも、全員頭がいいわけではもちろんなく、頭のいい学生は一握りでたいていの学生はなんとか授業についていっている程度です。

筆者はアメリカの大学は入学してからが大変と聞いていたので、てっきりアメリカ人学生はめちゃくちゃ頭がいいものだと思っていましたが、蓋を開けてみると全くそんなことはありませんでした。

アメリカの大学は入学が簡単なので出来の悪い人も多く集まってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。東京大学のように厳選された人たちだけが入学できるわけではないので、頭の悪い人と頭のいい人が共存する環境になってしまいます。これはいいことでもあるとは思いますが、勉強をするための環境となると自分と同程度の能力を持った人が集まっているほうが面白そうです。

というように、秀才だけと関わりたいという人はアメリカの大学など考えずに東大京大を目指して努力するべきです。

7. 場所によっては日本人だらけ

アメリカの大学の場所選びに失敗すると、せっかくアメリカにいるのに日本人だらけの環境になりかねないので注意が必要です。いくら日本人がいても誘惑には負けずに苦労してでも外国人と仲良くなる、といった覚悟がある人なら構いませんが、誘惑に弱い人だとすぐに楽をしようと日本人に頼ってしまいます

確かに頼れる日本人がいるとありがたい時もありますが、あまり日本人に頼りすぎてしまうとせっかくアメリカの大学に通っている意味がなくなってしまいます。

ロサンゼルスは代表的な一例で、日本人の人口がかなり多いので日本人の住みやすい環境がすでに整っています。いくら自分が努力しても日本人と関わる機会は自ずと多くなってしまうので要注意です。

アメリカで日本人に頼ってしまう人は意外と多いようで、アメリカの大学に2年通ってもまともに英語を話せない人もたくさんいます。誘惑に弱い人にアメリカの大学は向いていません。

8. 日本語を使う機会がほぼない

上で言ったように日本人と関わり過ぎない方がいいことは確かなんですが、そうすると本当に日本語を使う機会がなくなります。

特に漢字と文章力と敬語は衰えるのが早いです。詳しく話していきます。

漢字を忘れる

筆者は大学に入学してから2年間、一度も日本語を書かなかったと言ってもいいくらい日本語を書いていなかったのですが、最近久しぶりに日本語で文章を書いていた時に「美」という漢字がかけなくて愕然としました。漢字というのは日頃から書いていないと忘れてしまうもので、アメリカの大学に入学してしまったらかなりの量の漢字を忘れてしまいます。漢字が書けないと本当に自分が情けなくなります。アメリカの大学に行くのなら日本人として漢字の勉強も個人的にするべきなのかもしれません。

文章力が衰える

文章力の衰えもひどいです。筆者は中高で理系として勉強してきたので元々の文章力が低いということもありますが、こうやって日本語でブログを始めて久しぶりに日本語で文章を書いてみると、まあ書けないです。

敬語の勉強ができない

日本では、大学生というのは自分自身が大人になるのと同時に大人と関わる機会が増え、敬語の使い方を覚える時期だと思います。アメリカの大学に進学するということはその時期を丸々アメリカで過ごしてしまうということなので、そのまま就職するとなると敬語の使い方も知らないまま社会に出ることになってしまいます。

日本語のまとめ

一人の日本人として日本語を忘れてしまうことは本当に悲しいです。アメリカの大学に通っていても日本語の勉強に時間を割くことができる人はいいかもしれませんが、それができない人がアメリカの大学に進学してしまうと残念ながら日本語力は低下してしまします。

9. 下手すると麻薬の世界にのめり込む

アメリカは麻薬の取引が日本より多く、入手が簡単というのは紛れもない事実です。パーティ大好きなアメリカ人大学生は平気でそういった薬を持っていたりするので、そういう人とは関わらないようにしないといけません。

アメリカでも真面目に生活をしていれば麻薬を見かけることはありませんが、気の弱い断れない人だと、悪いアメリカ人に絡まれてしまう可能性があるので注意が必要です。

実際、筆者は覚せい剤を生で見たことがあります。その体験談についてはこの記事に書いてあります↓

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10. ウォシュレットがない

これは日本でも有名な話かもしれませんが、アメリカ(というか海外)にはウォシュレットは存在しません。

3年間アメリカで暮らしている筆者が未だに慣れていない唯一のことはウォシュレットがないことです。

アメリカはお尻に優しくないです。

 

最後に、こんな人はアメリカの大学に進学すべきでない。

簡単にまとめておくと、

  • 大学の学費にお金をかけたくない人
  • 奨学金を取れる自信のない人
  • めんどくさがりな人
  • 大学では遊びたい人
  • 勉強したいことがはっきりしている人
  • 大学に入って1年目からガツガツ勉強したい人
  • 秀才だけに囲まれて大学の授業を受けたい人
  • 海外にいても日本人に頼ってしまいそうな人
  • 日本語を忘れたくない人
  • 麻薬が出回っている環境にいたくない人
  • ウォシュレットがないと生きていけない人

はアメリカの大学には進学しない方がいいです。

日本であなたの生きやすいように大学生活を送ってください。

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