一般的に日本では「アメリカの大学は入学は簡単だけど、入ってからが大変」というイメージがある。
日本の大学に通ったことのない筆者にとっては、アメリカの大学が当たり前なので、あまり大変だとは思っていないのだが、日本に帰ってきて日本の大学生の話を聞いていると、日本の大学とアメリカの大学はやっぱり違うんだなあと実感する。
この記事では、そんなアメリカの大学生(=筆者)の日常生活を大公開していく。
まずは前の学期の1週間の授業スケジュール
Monday | Tuesday | Wednesday | Thursday | Friday | |
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7:00 | |||||
8:00 | |||||
9:00 | 物理学1 (9:00-9:50) | 物理学1 (9:00-9:50) | 物理学1 (9:00-9:50) | ||
10:00 | 数学dis (10:00-10:50) | ||||
11:00 | 一般教養(11:00-11:50) | 一般教養(11:00-11:50) | 一般教養(11:00-11:50) | ||
12:00 | 物理学2 (12:00-12:50) | 物理学3 (12:30-1:45) | 物理学2 (12:00-12:50) | 物理学3 (12:30-1:45) | 物理学2 (12:00-12:50) |
13:00 | |||||
14:00 | 天文学 (14:00-15:15) | 天文学 (14:00-15:15) | |||
15:00 | |||||
16:00 | 物理学実験(16:00-18:50) | ||||
17:00 | |||||
18:00 | |||||
19:00 | |||||
20:00 | |||||
21:00 |
あ、はい。天文物理学部(Astrophysicsの日本語訳がこれでいいのかわからない)です。
基本的に月水金は同じ授業が入っていて授業1時間は50分。そして火木にも同じ授業が入っていて授業1時間は75分。実験やディスカッションの授業だけはイレギュラーに週1であったりする。筆者の時間割だと、月曜日の物理実験と水曜日の数学dis(数学ディスカッション)がそれに当たる。
正直、授業はそんなにきつくない。月曜日は13時に授業終わっちゃえば実験なんてお遊びだし、火曜日木曜日は11時半まで寝てられる。しかも水曜日金曜日は13時に終わったらなんもない。
じゃあ空いてる時間何してんの筆者?遊びまくり?
いいや、そんなことない。
ということで筆者のノーマルな一週間を曜日ごとに紹介する。(上の時間割での1週間)
イベントを以下のように分ける。
青の文字は学校の授業や課題などの勉強している時間。
オレンジの文字は料理などの家事をしている時間(筆者は一人暮らし)。
緑の文字は趣味などに使う自由時間。
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月曜日
8時:起床
〜8時45分:身支度、朝ごはん
9時〜10時:授業
10時〜11時:水泳、日向ぼっこ(趣味)
11時〜13時:授業
13時〜13時半:同じ授業の子と昼ごはん
13時半〜16時:同じ授業の子と課題
16時〜19時:実験
19時10分:帰宅
〜20時:筋トレ、シャワー、料理
〜21時:夕飯、片付け、皿洗い
21時〜:課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ自由時間
27時(までに):就寝
火曜日
8時:起床、朝ごはん
8時半:二度寝
11時半:起床
〜12時15分:身支度、昼ごはん
12時半〜15時15分:授業
〜19時頃:課題が終わるまで図書館(課題がなければ帰宅)
19時10分:帰宅
〜20時:筋トレ、シャワー、料理
〜21時:夕飯、片付け、皿洗い
21時〜:課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ自由時間
25時(までに):就寝
水曜日
8時:起床
〜8時45分:身支度、朝ごはん
9時〜13時:授業
13時10分:帰宅
〜14時:筋トレ、シャワー、料理
〜14時半:昼ごはん、片付け
15時〜17時:昼寝
17時〜21時: 課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ自由時間
〜22時:夕飯、片付け、皿洗い
22時〜:課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ自由時間
27時(までに):就寝
木曜日
8時:起床、朝ごはん
8時半:二度寝
11時半:起床
〜12時15分:身支度、昼ごはん
12時半〜15時15分:授業
〜19時頃:課題が終わるまで図書館(課題がなければ帰宅)
19時10分:帰宅
〜20時:筋トレ、シャワー、料理
〜21時:夕飯、片付け、皿洗い
21時〜:課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ自由時間
25時(までに):就寝
金曜日
8時:起床
〜8時45分:身支度、朝ごはん
9時〜10時:授業
10時〜11時:学部の友人とグダグダする
11時〜13時:授業
13時〜15時:水泳、日向ぼっこ(趣味)
15時10分:帰宅
〜16時:筋トレ、シャワー、料理
〜16時半:昼ごはん、片付け
16時半〜18時半頃:昼寝
19時頃〜:友達から誘いがあればどこかに遊びに、なければ自由時間
26時頃:就寝
土曜日
10時頃:起床
〜12時:朝昼ご飯、ゴロゴロ
12時〜:誘いがあればお出かけ、なければ自由時間
19時〜20時:筋トレ、シャワー、料理
〜21時:夕飯、片付け、皿洗い
21時〜:自由時間
25時頃:就寝
日曜日
9時頃:起床
〜10時:身支度、朝ごはん
〜12時:課題(なかったとしても勉強)
〜12時半:昼ごはん、片付け
13時〜19時頃:カフェか図書館で課題(なかったとしても勉強)
19時10分:帰宅
〜20時:筋トレ、シャワー、料理
〜21時:夕飯、片付け、皿洗い
21時〜:課題があれば課題、テストが近ければ勉強、両方なければ予習
25時(までに):就寝
色分け1週間時間表とコメント
青:学校の授業や課題などの勉強している時間。
オレンジ:料理などの家事をしている時間。
緑:趣味などに使う自由時間。
灰色:寝ている時間。
空白:筋トレ、シャワー、その他
課題もしくは自由時間、の比率は半々くらいなので、この表では1時間を2つにして半分ずつ色分けしている。
青:52 / 168マス
オレンジ:19 / 168マス
緑:33.5 / 168マス
灰色:57 / 168マス
空白:6.5 / 168マス
1週間で勉強している時間はだいたい52時間で、自由時間が33.5時間ということがわかった。まあそこそこ勉強している時間は多いが、自由時間もかなりあると言えるだろう。ちなみに授業に出ている時間は1週間で19時間なので、自主的に勉強している時間は33時間になる。勉強と自由時間が同じ。かなりバランスが取れていると言えるだろう。
ちなみに筆者は1日8時間寝ないと生きていけない人間。
実感・比較・まとめ
1週間の自主学習の時間と自由時間はほぼ同じだったが、実際はかなり自由時間があるように感じている。まあまあ友人と出かけるし、ポケモンも結構やりこんでるし、日本のバラエティだって見てる。筆者的には十分な自由時間が取れている。
日本の大学との比較だが、何人かの日本の大学生と話した限りだと、日本の大学生は授業を受けてたり、ゼミがあったり、などと学校内にいる時間が長いと感じた。しかし、その分課題が少なく、自主学習の時間も少なくなるイメージを持った。
筆者の推論に過ぎないが、
- 日本の大学は授業に重きを置いていて、授業の中で1から10まで勉強する一方、
- アメリカの大学は生徒が自主学習をしてくる前提で授業が展開されていて、授業では実践的なことしかやらない。
簡単にどちらがいいとは言い難いが、この推論に基づいて言うと、アメリカの大学の方が生徒を信頼していると言える。つまり、アメリカの大学の方が自由度が高いのだろう。だから筆者も日常生活に自由時間が多いと感じているのかもしれない。
あなたにはどう映っただろうか。アメリカの大学生の生活は大変そうに見えたか、それとも楽そうに見えたか。そしてあなたは日本の大学、アメリカの大学、どちらを好むだろうか。そんな意見を聞かせてくれると嬉しい。
※この記事で紹介した1週間は、あくまでも筆者の1週間で、これがアメリカの大学生代表になり得るとは限りません。
あ、アメリカの大学は
夏休みが長いよ!!(3ヶ月)
↑筆者は真っ最中